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2007'11.16.Fri
スタジオレコーディングについて、思うところを挙げてみました。

■SSL, NEVE, FOCUSRITE, APIなどのラージフォーマットのコンソール、それぞれの特性を最大限に活かすサウンドメイクをしています。制作する音楽に最適なスタジオ選びのお手伝いもさせていただきます。

■録りの段階で失ったものは、以後のプロセッシングでは決して戻ってきません。音の入り口である録音の作業においては、1トラック1トラックごとに、あらゆるノイズを減らす配慮をします。重箱の隅をつつくように接続接点を減らし、ケーブルを必要最低限の短さにします。コンソール内のルーティングも最短を選択します。地道な配慮を重ねることで、たくさんのトラックの集合である最終のミックスを、ダイナミクスレンジの大きなクリアなサウンドにすることができます。

■立体的に音の広がりと奥行き(perspective)をとらえるステレオマイキング、バイノーラルマイキングを多用したサウンドは、私の録音のひとつの特徴といえると思います。楽器が鳴るというのは、空間がなるということであり、その音の響く空間をとらえるという考えで録音に臨んでいます。この観点からも、楽器にとって響きのよいレコーディングスタジオを使うということを、強くおすすめしています。

■居やすい空間作りと、流れを重視したセッションをつねに目指しています。人の気分、感情はかならず演奏に現れます。音楽の表現をする場を提供する裏方として、環境作りには最大の配慮をしています。

■「短時間・高音質」は、長年モットーとして掲げてきたところです。演奏者たちの気持が集中する「旬」を逃さぬことが基本だと考えます。ドラムの音決めの速さには、多くのプレーヤーの方々から評価をいただいています。無駄をなくし、一歩先のクリエイトをする余裕を持つことで「スタジオ・マジック」が生まれる確率が上がります。結果として、セッション時間の短縮にもつながります。

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